今日はとある設計終盤のプロジェクトのVE案検討会。
終盤なのに工事費が予算に合っていない。まあそれは良くあること。
VE(Value Engineering)というのは、製品やサービスの「価値」を、必要とされる「機能」と「コスト」の関係でとらえ、最低のコストで必要な機能を達成することを目指して組織的に機能研究を行う手法。
などと説明されることが多いが、建築で使われるのは、
という意味で、主に工事費を下げたい場合に使われるのでCD案(コストダウン)とごちゃ混ぜになることが多い。
ここでの価値とは機能はもちろんであるが、僕たちの感覚で言えば、かっこよさの度合いも価値であり、なかなか一筋縄ではいかないのである。
今日はなんとか1500万円位のVE・CD案を提案。
こういうのは良くて安い製品を知っているか知らないかが非常に効いてくるのである。
最近他の物件でも2000万円くらいの減額に成功していて、結構自分でも頑張っているのではないかと思う。
ただ、自分ち1円も入らないのが辛い。
見積もりコンサル、VE屋みたいな売り出し方、できるかもしれないね。
数字だけ見ると建物の規模が大きいほど減額効果が大きく出てしまうのだけど、減額金額の1割を成功報酬でもらうとか、一回10万とか、お金取れるんじゃないかと思うのは僕だけじゃないはず。
そしてこういう提案はプロジェクトの上流でしか出来ないことなので、結構やりがいがあるのも事実。
でもほんとにみんなどうしているんだろう。