建物の設計は新しい建物と見たことがない建築の2種類があると思っています。
今日は大阪関西万博2025の感想です。

今回のキャプチャ画像は構造体もすべてガラスにしてみました。
学生のころから一つの素材100%建築には、どうしようもなくあこがれがあります。万博ではお目にかかれませんでしたが。
建築とか、建設とか、小難しい言葉の定義の話は長くなるのでまた別の機会にまとめられたらと思います。
今でこそ、建物の用途によってある程度型のようなものがあります。
それは平面計画然り、構造種別然り。
もっと言えば、建具の型、外壁の工法、設備製品も。
基本的には全部今あるものの組み合わせて最近の建物は成り立っています。
そこからの逸脱具合によって、材料コスト、工期的なコストが異常にかかったりします。
僕たちがお金を出すわけではないので、クライアントの予算に合わせて建築設計するわけです。これが僕たちが仕事として行っている、いわゆる設計事務所のお仕事です。
一方で、今最前線を走っている有名建築家たちは誰も見たことがない新しい建築を目指しています。
そのアプローチは様々で、素材の新しい使い方を考えている人もいれば、出来るだけ柱や梁を目立たせない構造部材を無くすデザインを考える人もいます。建物に植物を生やすというのもありますね。
ドラえもんの未来の街のような重力を無視するような建物はまだまだなかなかできないと思いますが、みんな新しいことを考えていることは確かです。
一昔前の鉄やコンクリートという素材が出てきた時の様に、次の時代の建築様式となりえるものを誰が見つけるか、未来を見ている今の建築業界はそんな感じですね。
いや、それがもう半世紀くらい続いているのですが。
さて、話題は今回の大阪万博です。皆さん一度は足を運ばれたでしょうか。
展覧会という性質上、なかなかスタンダードなものはどれかという話はしにくいのですが、全体の雰囲気としては、素材の使い方の展覧会という感じだと思ってみています。
特に外皮への素材の使い方のパターンがいろいろありますね。そういったところもまだ予定がある方は見ていただければ面白いかと思います。
あとは、大屋根リング。
いろいろ賛否が出てしまいましたが、やはりあれがあっての万博という一つの象徴になるまで行きましたね。お見事です。
ちなみに実際の仕事をしていて、「万博と一緒です」というパワーワードの破壊的な説得力もあと1ヶ月です。みなさん建築散歩に行きましょう。
今日はここまで。