最近頑張っていたコンペの結果が出ました。が今回もダメでした。
反省会になります。
白色は背景で消えちゃうんですね。次から気を付けよう。
今回は間取りを変えてはいけないという話ではなかったので、がっつり僕色に間取りを変えて、しっかり動画も作って臨んだのですが、届きませんでした。
後日談を聞いていると、16億くらいの勝負かと思っていたら、14億くらいの見積もりを持って行った参加者がいたみたいで、最終的にそこが取ったみたいです。
金額も勝敗要素の一つですし、2億のVEは設計進めていってもおそらく無理ですね。
僕が発注者であれば飛びつきますね。果たしてそんな金額で可能なのか。。
何にせよ、コンペは最近負け続きです。いよいよやり方を変えたほうがいいかもしれないと思っている今日この頃。別にサラリーマンなので負けてもどうってことないのですが。
僕らみたいな弱小設計事務所が参加するコンペっていうのは、工事費ありきの設計提案を行うタイプが多いです。
もちろん、今を時めく建築家たちがやっている新しいものを目指すものも、もちろんありますが、そういったものは大手がかっさらっていきます。
地域の設計事務所にも仕事が回るように、という動きもあって、参加する大手にぶら下がって設計JVというパターンも増えてきている様に感じます。
そういうのはメインの大手事務所が力をもってやるので、口を出す隙間もありませんけどね。
よく話を頂くのは、建物を建てたい企業が複数のゼネコンに参加依頼を出し、設計事務所と組んで設計提案+工事費で半ば入札みたいな感じで進むコンペです。
どんなにかっこいい建物の提案をしても、お金がついて回るので、ここで負けてしまうと今回みたいに取れなかったりします。
だいたい成功報酬となるので、取れないと人件費の改修ができないのです。
今回は一応、それ相応の金額になる仕様で行くのか、安さを目指すのかを確認してから建物の仕様を決めましたが、聞いた相手が営業さんだったため、もう少し工事部の人も上席の人も話に入ってもらいみんなで決めたらよかったかなと思っています。つまりは目標がなかったのです。
単純に設計して、費用積み上げて、でたとこ勝負で、どうだ!みたいな考えでいままで仕事が取れていたのでここまで考えたことは無かったのですが、これからはその狙っていく設計っていうのもやっていかないと難しいんでしょうね。
最近はなんかコンペ担当みたいになっていますが、プレゼンは人に任せるようにしています。
もちろん僕がやった方が提案の100%が伝えられるんですけど、勝負はそこじゃない気がすることが多いです。今回みたいなお金の話であったり、政治的な力があったり、既に勝敗が決まっていたり。
身内にもわかる様な資料作りをすべきということと、あとはすべてこなした後、ダメだったときになんかダメやった理由が僕にあるみたいな言い方をする大人がいるんですよね。寝る時間惜しんでやってるのに、そんなの嫌ですよね。
今回、ちょっと頑張って動画も作ってみました。NOT A HOTELのプロモーションみたいな感じで、結構よかったと思っています。
世の中には建築系CGクリエイターなる職業ががあるみたいです。設計して監理してっていうより、まだ無いものあるように表現する方が楽しいので、何かそういうのをアウトプットできるものがあれば、いろいろ営業につながるのになぁって思いますよね。
アンビルトとしてコンペ結果とか載せているHPも昔からありますが、今は高品質のCGが安く可能になっているので、時間があればやりたいと思っています。
分譲マンションのPRのように、これ本物?と間違われるような作品が動画でつくれるようになって、名刺にCGクリエイターと書けるようになりたいのですが、なかなか今の仕事が片付きません。
過去記事に頑張っていた軌跡がありますので、こちらもどうぞ。